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2022.05.19歯科学セミナーに参加しました!

こんにちは😃

動物看護師のコバヤシです。

5/15()に南町田で行われた日本小動物歯科研究会主催の、「動物看護のための小動物歯科学セミナー」に参加してきました。

口腔疾患の症例についてや、ホームデンタルケアのやり方、歯のつくり、院内で使う歯科ユニットの使用方法・管理方法などを学んできました。

最近はオンラインセミナーばかりだったので、対面でのセミナーは少し緊張しました😅

講師の方は、自由が丘にあるセンターヴィル動物病院の院長 幅田功先生でした。

優しい雰囲気の先生で、わかりやすく講義をしてくださり、とても勉強になりました。

セミナーに参加した中で、特に印象に残ったことをブログを通してお伝えできればと思います。

 

まずは、最近よく耳にする無麻酔歯石除去の危険性についてです。

動物の歯石除去は、本来全身麻酔下で行います。ですが、一部のトリミングサロンやペットショップ、無麻酔歯石除去専門店などでは、麻酔をかけずに歯石除去をしています。

そもそもなぜ全身麻酔下でやらなければいけないのか、麻酔をかけずに行う危険性やデメリットなど、歯科研究会や沢山の動物病院で注意な喚起されています。

それでもなお、無麻酔歯石除去をし続ける施設、それらを利用し続ける飼い主が増えているようです

歯石除去を検討されている方、無麻酔歯石除去をしたことがある方、一度危険性について調べてもらえたらと思います。また、麻酔のリスクについても、ご相談ください。

無麻酔歯石除去による事故やリスクが気になる方は「日本小動物歯科研究会 無麻酔歯石除去」と検索してみてはいかがでしょうか。

また、全身麻酔については危険なイメージが強いかと思いますが、正しい知識を私たち飼い主、一人ひとりが持つことで、愛犬の生活の質の向上につながるのではないかと思います。

次は、ホームデンタルケアについてです。

日々の歯ブラシはとても重要です。

歯垢の除去はもちろん、細菌の繁殖を抑えることや、歯茎のマッサージにもなります。

飼い主とペットのスキンシップやコミュニケーションにもなります。

毎日口を触ったり、近くで顔を見ることによって、怪我や顔面・口腔内の腫瘍など、早期に見つけることができます。

また、デンタルケア製品もとても充実しています。

そこで、幅田先生が特におすすめしてらっしゃった歯ブラシをご紹介します。

ビルバック C.E.Tデンタルブラシ ダブルと

ビルバック C.E.Tデンタルブラシ ミニの2本を、使い分けるやり方だそうです。

ダブルは、ヘッドに角度がついていて、磨きにくい奥の歯もしっかり磨けます。また、水をよく含むので、落とした歯垢をしっかり洗い流せる製品です。ヘッドが大きいので、磨きにくい小さい歯はミニを使うそうです。

ビルバックでは、歯ブラシが苦手な子用の歯磨きガムや、猫ちゃん用のデンタルトリーツなども販売しています。

当院でも、上記の製品の他、デンタルケア用品を多数取り揃えております。

愛犬や愛猫の口臭に悩みながらも、慣れてしまってそのままにしている方がいらっしゃるかもしれません。

是非一度、歯石除去やデンタルケアを検討していただき、歯も心もスッキリ過ごせてもらえたらと思います🦷✨

 

以上、ご報告でした!